セキスイハイムについて

【快適エアリー無し】セキスイハイムの電気代はどれくらい?【1年間のまとめ】

セキスイハイムと言えば、一時期「光熱費ゼロハイム」というキャッチコピーでCMを流していました。
"エネルギー収支がゼロ"ではなく私たちの財布から実際に出ていく現金である"光熱費がゼロ"ということをはっきりと言ってしまったもんですから、印象に残っている人も多いのではないでしょうか?
残念ながら光熱費がゼロにならなかったご家庭からのクレームで件のキャッチコピーは取り下げられてしまったようですが、セキスイハイムがエネルギー収支をゼロに近づけることを目標として家を作っているということは事実でしょう。

さて、我が家もいよいよ入居1周年を迎え。入居当初より記録し続けていた「電気代」のデータが1年分たまりました。
そこで1年間の電気代のまとめとしまして

  • セキスイハイムの電気代はどれくらいなのか?
  • 他のハウスメーカーと比較してセキスイハイムは省エネなのか?
  • 最も電気代のかかった設備・家電は何なのか?

このあたりのお話をさせていただきたいと思います。

セキスイハイムの電気代1年間のまとめ

まずは「実際の電気代ってこんな感じなんだなぁ」というのを感じていただくために、早速ですがとりまとめた電気代の数字をご覧ください。

年月 買電量(kWh) 買電気代(円) 売電量(kWh) 売電気代(円) 実質電気代(円)
2020年3月 688 15,815 699 16,776 -961
2020年4月 679 15,039 962 23,088 -8,049
2020年5月 438 10,203 1,364 32,736 -22,533
2020年6月 234 6,448 1,272 30,528 -24,080
2020年7月 278 7,396 996 23,904 -16,508
2020年8月 438 10,749 1,096 23,904 -13,155
2020年9月 425 10,536 1,079 25,896 -15,360
2020年10月 329 7,867 710 17,040 -9,173
2020年11月 612 12,581 762 18,288 -5,707
2020年12月 715 14,294 472 11,328 2,966
2021年1月 1,624 33,036 14 336 32,700
2021年2月 1,038 20,465 358 8,592 11,873
合計 7,498 164,429 8,822 232,416 -67,987

というわけで年間の電気代は買電が164,429円売電が232,416円となり、差し引き67,987円の黒字となりました。
光熱費ゼロハイムどころか浮いたお金で水道代も払えてしまいそうですね。公共料金ゼロハイムです。

我が家のスペック詳細と電気代計算の条件

年間の電気代をご覧いただいたところで、この電気代がどういった条件のもとで算出されたのかを説明していきましょう。

家族構成と生活時間帯

私達は共働き夫婦(基本的に土日祝休み)と小学生の娘・幼稚園生の息子の4人家族です。従って平日の昼間(8:00~17:00)は家に誰もいません。
実に9時間もの間能動的なエネルギー消費がなされないということは、電気代計算において考慮に入れておくべきでしょう。

また、ご飯は家族揃って食べるようにしていますので温め直しなどはありませんし、お風呂も全員で一度に入るようにしていますので、基本的に追い焚きはしません。
家族の生活時間帯が異なっている状態を「時差家族」と呼び、これは電気代増加の一因とされていますが、今の所我が家は時差家族とは真逆に位置しているということですね。

↑平均的な夏の平日&休日

↑平均的な冬の平日&休日

住宅の省エネ性能・間取りの特徴について

我が家はセキスイハイムの鉄骨造住宅「スマートパワーステーションFR」という住宅です。
住宅の気密性を示す指標である「C値」は1.87c㎡/㎡です。この数字がそもそもどれくらいの住宅性能なのかというと、例えば北海道のハウスメーカーである土屋ホームのC値は0.38c㎡/㎡、暖かい家と言えばの一条工務店は0.59c㎡/㎡程度とされています。
ハウスメーカーのC値を並べてみるとセキスイハイムのC値は決して優秀であるとは言えませんが、鉄骨造でC値の基準値を2.0c㎡/㎡以下に設定しているのはセキスイハイムだけです。
「鉄骨造の割に頑張ってるなぁ」という印象です。

また家の中からの熱の逃げ出しやすさを表す指標であるUa値は0.56となっています。
これまた、土屋ホームは0.24、一条工務店は0.25となっており断熱性能を訴求しているハウスメーカーに大きく水を開けられています。

さらに我が家は28.2畳の大空間LDKと7.2mの大開口窓が特徴です。

住宅に大きな空間や大きな窓があるほど断熱性能は低下しますので、省エネルギー性という観点から見るとあまり良くない間取りであると言えます。

契約電力プラン

我が家はオール電化住宅であり、中部電力の「スマートライフプラン」という電力プランを契約しています。

参考【電気料金】中部電力のスマートライフプランは本当にお得なのか?

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スマートライフプランの電力単価(中部電力より)

スマートライフプラン時間帯により電力単価が異なり、夜10時~翌朝8時までが16.30円/kWh、昼の10時~夕方5時までが38.71円/kWh、以上2つの時間帯以外は28.52円/kWhの電力単価設定となっています。
夜安く昼高いという典型的なオール電化向けプランですね。我が家は前述の通り共働きですので、基本的に電力単価が高い時間帯に電力を使うことはありません。

太陽光発電

セキスイハイムはフラット屋根を生かした大容量ソーラーパネルの搭載が特徴ですが、我が家にも9.72kWのソーラーパネルが搭載されています。
余剰売電方式で発電された電力は家の中で使われ、余った電力を単価24円で買い取ってもらっています。
太陽光発電が稼働する時間帯は太陽が出ている昼間、すなわち我が家においては電力を使わない時間帯ですので、発電のほとんどを売却していると言ってよいでしょう。

また当ブログは「太陽光発電は投資ではなく設備である」と結論づけています。

参考太陽光発電は投資では無く設備【損得の議論について】

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なんのための"設備"かと言えば「エネルギー源の確保のための設備」です。家庭におけるエネルギー源確保の意味合いは「エネルギー収支の改善」と「レジリエンスの向上」の二つがあります。
このうちエネルギー収支については電気代が分かりやすい指標となります。従って、電気代の計算においては太陽光発電により得られた売電収入を買電額から差し引き、実質の電気代として表しています。

なお、給与以外の所得(雑所得)が年間20万円を超えると確定申告しなければなりませんが、太陽光発電による売電収入も雑所得に分類されます。
表の通り、我が家の売電収入は年間20万円を超えており確定申告をする必要がありました。先日、住宅ローン控除も合わせて完全オンラインによる確定申告を終えました。
住宅ローン控除のオンライン確定申告については画像付きで大変分かりやすい解説をセキスイハイマーのKIさんが記事にしてくれています。

住宅ローン控除のための確定申告 - 年収400万円台で建てるセキスイハイムの注文住宅

蓄電池を導入、あるいは昼間に在宅しているなどであれば売電収入はもう少し減少し確定申告の必要も無くなるかもしれません。
パネル容量9.72kWで売電単価24円なら年間の売電収入は20万円を超える、というのを一つの目安にしてみてください。

冷暖房方法

セキスイハイムにはオプションとして全館空調システム「快適エアリー」がありましたが、我が家では採用しませんでした。

参考快適エアリー、採用しませんでした。

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代わりの冷暖房設備としてLDKと主寝室に1台ずつエアコンを設置しており、現状それらのみで生活しています。

参考ZEH対応エアコン「白くまくん」の性能と価格は?

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それぞれの暖房能力はLDKのエアコン8.5kw、主寝室4.4kwとなっています。特にLDKのエアコンは日立のシリーズ内で最大の暖房能力持っています。
このエアコンを文字通り最大出力で稼働させることで外気温がマイナス10℃程度であっても、室温を23℃以上にすることができます。
ただし部屋が温まるまでに時間がかかるのと、ものすごい電気代がかかるのがネックです。

参考【ZEH住宅】セキスイハイムの光熱費はどれくらい?【20年12月~21年1月】

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また、たとえ最大出力で稼働させたとしても各部屋の温度差は無くなりません。もう少しで小学3年生になる娘が自分の部屋を使わないのは、そういうことも関係しているのかなぁ…と勘ぐってしまいます。現に私自身も「今は寒そうだな」という理由で書斎に行きたくないということが何回かありました。
セキスイハイムではありませんが全館空調システムを備えた戸建てを新築した知人の話を聞くと、まったく寒くない上に光熱費も抑えられているみたいです。
重要なランニングコストである光熱費を考えたとき、家そのものの省エネ性はもちろんですが、「冷暖房方法」も考慮に入れるべきでしょう。

電気代の高かった設備・家電は?

HEMSとは?新築するなら必ず採用したい理由もご紹介

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次にHEMSのデータを参照しながら一体何に電力を消費していたのかを確認していきましょう。

1位:エアコン

エアコンの電気代

年間の電気代はLDKと主寝室の2台を合わせて約85,685円となり、ぶっちぎりの1位となりました。消費電力は合わせて3,389kWh。
1月の電気代3万円超え事件の主犯格ですが、今の所運転モードをこまめに切り替えるくらいしか対応策を講じられていません。

2位:エコキュート

エコキュートの電気代

2位は約20,623円でエコキュートがランクイン。年間の消費電力量は約1,221kWhとかなり電力を使用している割には、深夜帯に稼働しているおかげで電気代は安いですね。
「空気の熱でお湯を沸かす」という言葉どおり、気温が低くなるにつれて消費電力は大きくなっていく傾向があります。
冬であっても夜よりは昼のほうが気温が高いでしょうから、蓄電池を導入して電力を夜間に購入しておき、気温の高い昼間のうちに湯沸かし…という方法が最もエネルギー効率が良いかもしれません。

3位:キッチン(冷蔵庫)

キッチン(冷蔵庫)の電気代

3位は約18,517円でキッチンの電気代でした。消費電力は687kWh。キッチンの照明の電気代も含まれているでしょうが、主としては冷蔵庫です。
室温が高くなる夏は電気代があがるのが冷蔵庫の特徴です。12月に上がっているのはエアコン事件のせいでしょう。

ちなみにIHや食洗機は別系統になっており、年間の電気代はIH約6,071円、食洗機約3,799円でした。

4位:エアファクトリー(第一種換気システム)

エアファクトリーの電気代

意外に電気代がかかる第一種換気システム。第4位は約15,525円でエアファクトリーがランクインです。消費電力は581kWh。

セキスイハイムの第1種換気「エアファクトリー」について

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フィルター内部に虫の死骸が山積み(比喩ではない)になっていたり色々手のかかる設備ですが、これを止めてしまうと行き場の無くなった空気の流れは"家の隙間"から出たり入ったりすることになります。
例えばサッシの隙間などですね。換気システムを稼働させていないと、C値が優秀な家ほどこういうところから虫を吸い込みやすいです。

5位:ホール3

ホール3の電気代

5位は「ホール3」の電気代で、約14,952円でした。ホール3?ホール3ってどこのことなんですか?

SPSマン
書斎のことで~~~~す!!(白目)

というわけで男の秘密基地・書斎が堂々のランクインです。モニター3台つないだゲーミングPCを付けっぱなしにしたりしてるからね。仕方ないね。
こういうデータをまじまじと見ると節電しなきゃいかんなぁ…という気分になりますね。君も奥様に節約を呼びかける前に自分を振り返ってみたほうが良いぞ!

データから分かる電気代の節約方法

エアファクトリーや冷蔵庫の電気代が示すように、一日中稼働しているものは消費電力の割に電気代が高いということが分かります。
昼間の電気代が高く設定されているんだから当たり前って話ですが、自分が家に居ないときに電気代がかかっているというのは結構イメージしづらいもんです。

エコキュートの電気代が消費電力に対して安いのはほぼ深夜帯の電力単価で稼働しているからです。エコキュートの項でもお話しましたが、蓄電池を導入することによってエアファクトリーや冷蔵庫のような一日中稼働しているものも深夜帯の電力単価で済ませられるようになるかもしれません。

3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月
748 572 278 254 357 437 391 430 619 1,172 1,409 787
25 19 9 8 12 15 13 14 21 39 47 26

こちらは我が家の買電量の表です。2行目はその月の買電量、3行目は買電量を30日で割った値すなわち1日の買電量の理論値です。(単位 : kWh)
例えばセキスイハイムで取り扱っている蓄電池の容量は最大で12kWhであり、実際に使用できる容量は80%と言われていますから1日の電力を全て蓄電池でまかなうというのは今の所非現実的です。残念ですね。
が、電力単価が高い昼間のうちだけなら、蓄電池と太陽光発電のみで行けるような気もします。

机上の空論となってしまいますが、今回の計算において仮に全ての電力が深夜帯の電力単価である16.3円/kWhであったとすると、電気代は122,217円と算出されます。
つまり年間にしてみると4万円以上の節約となる計算です。
…と言っても蓄電池の価格的に、年間4万円では元を取る前に蓄電池の寿命が来てしまいそうです。蓄電池の設置については価格やコスパでは無く「レジリエンス」という視点が大事になってくるでしょう。

まとめ

同じくセキスイハイムで建て、快適エアリーを採用している施主さんのブログを読むと、冬場でも電気代が2万円を切るという話がほとんどです。
我が家は「快適エアリーでは間に合わない」と営業さんにアドバイスされたくらいの寒冷地にありますので、快適エアリーにすれば電気代がもう少し安くなっていたというワケではないかもしれません。

電気代についての正直な感想は「思ったよりも安かったが驚くほどでは無かった」という感じですかね。
引き続き電気代を追って報告していきますのでよろしくお願いします。

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