DIY 外構

【DIY】単管パイプで格安ウッドデッキを作ろう!【作り方・材料・費用】

2020年11月29日

セキスイハイムのが外構相談会にて約85万円(税抜)の見積もりが提示されたウッドデッキ。目隠しフェンスと施工費と消費税を含めた総額は130万円となりました。

外構見積もり

このウッドデッキは幅3.6m×奥行2.4m、庭の形に合わせた台形のデッキ、階段2つとかなりもりだくさんな内容となっていますが、これとほぼ同等の規模のものをDIYしたいと思います。

DIYウッドデッキの構想についてはこちら。

参考屋根(パーゴラ)付きウッドデッキのDIY構想【材料・方法の検討】

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今回ウッドデッキをDIYするにあたって、コンセプトは「安く・作りやすく」です。見積もりが85万円だったワケですが、材料費の目標は10万円以内とします。
もちろん、突き詰めればいくらでも安くできるし、楽に作ることもできるでしょう。しかし強度がなければデッキとして使えませんし、せっかく作るわけですから耐久性もそれなりに欲しいところです。

そこで、基礎は単管パイプを使ってガッチリと、デッキは2×4のソフトウッドを使って費用を抑えながらも塗装はバッチリと…というふうにやっていきます。

必須・あると便利な道具について

工程に入る前に、単管パイプウッドデッキをDIYする上で必須、あるいはあると便利な道具を紹介しておきます。

【必須】ドリルドライバー

単管パイプや根太として使うダクターチャンネルの下穴あけの他、デッキ材のネジやクランプの締め上げなど幅広い用途があります。
ウッドデッキは屋外かつ作業範囲が広いのでコードレスタイプのものを選ぶのが良いでしょう。
マキタやBoschなどのブランド工具はカッコよさを感じますが、上で紹介しているKIMOのドリルドライバーはSPSマンも愛用しており、安価かつ十分な性能です。

【推奨】ドリルビット

上で紹介した電動ドリルには何本かドリルビットが付属していますが、こういう付属のものやセットのものは切れ味や耐久性に難があります。私は今回のウッドデッキDIYで付属・セットもののドリルを3本折りました。
結局、一本パッケージになっているドリルビットを1つだけ買ったほうが安上がりです。切れ味の違いにも驚きますよ。

【推奨】潤滑油

鉄鋼ドリルで穴あけ作業を続けると、ドリルが次第に劣化していき切れ味が悪くなります。
作業中、ドリルに潤滑油をこまめに与えることで切れ味が長続きします。

【必須】足場クランプソケット

単管パイプどうしをつなげるためのクランプを締め上げるための道具です。スパナやレンチで代用可能ですが、かなりの数のクランプを締めたり緩めたりすることになりますので、あると無いとでは作業時間および労力が大幅に違ってきます。

【推奨】ツーバイフォー定規

ツーバイフォーで何かを作るなら、あると便利なのがこの定規です。
今回は根太に下穴をあけるときに間隔を測るために使ったほか、デッキ材と外壁の間隔を取るのにも使いました。

【必須】パイプカッター

できるだけ切断の手間が無いように設計された今回のウッドデッキですが、床束となるパイプだけはカットしなければなりません。
パイプカッターを使えば比較的簡単かつ静かにパイプを切断することができます。ただし道具自体の精度が微妙なので使うには少々コツがいります。

単管パイプでウッドデッキの基礎を作る

ウッドデッキの基礎は単管パイプで作ります。といっても単管パイプをどのように組んだら基礎になるのでしょうか?

参考 : https://polaris-hs.jp/zisyo_syosai/neda.html

一般的な基礎の構造を確認してみましょう。私たちが普段目にしている床は「根太」というものの上に乗っています。その根太は「大引き」というものに固定されており、大引きは「床束」で支えられており、床束は「束石」に乗っています。
またこの図にありませんが、床束同士をつなげて構造を強固にする「根がらみ」というものも重要な要素です。

こちらが簡易的な設計図です。基本的にこの図に従いながら、現地調整で辻褄を合わせながらパイプを組んでいきます。
ちなみに使用する単管パイプは2mなので、これを切断せずできるだけそのまま使えるように設計しました。

①束石を設置する

単管パイプを地面に固定する方法はいろいろありますが、今回は安さを重視してコンクリートブロックを使います。

地面を掘削してモルタルを流し込み、コンクリートブロックの穴を上向きにして固定します。このとき気を付けなければならないのは水平よりも位置です。
四隅のコンクリートブロックの位置が直角からずれすぎると直交クランプの性質上、単管パイプやクランプに負荷がかかってしまいます。

水平は適当でかまいません。単管パイプのほうで調整できます。

工程を簡略化するためにモルタルで固定するのは四隅の束石のみとし、その他は砂で簡単に水平を取ってコンクリートブロックを置くだけ。さらに束柱パイプも乗せるだけ。パイプがコンクリートブロックにしっかりと乗ってさえいればズレの心配はありません。

②床束を立てる

モルタルが固まる前にコンクリートブロックの穴に単管パイプを差し込み、四隅の床束を立てます。

この時、大引・根太・床材それぞれの厚みとデッキの設計高さが分かっていれば、予め床束パイプを必要十分な長さにカットしておくと作業がスムーズです。写真では現地で高さを調整しているため2mパイプがそのまま立っています。

先ほどのコンクリートブロックの位置と同様に、束柱パイプもきちんと垂直に立っていないと不要な力がかかってしまいます。柱の垂直を確認するには、磁石でくっつくタイプの水平器が便利です。

束柱パイプの水平が決まったら、コンクリートブロックの穴にもモルタルを流し込んでパイプと一体化させてしまいましょう。このとき、パイプの仮留めとしてクサビがあると便利です。写真ではそのあたりに転がっていた石をクサビとして使っていますが、固定できておらず、倒れてきたパイプが頭に直撃して痛い目を見ました。

バラ売りしているホームセンターもあります。1個100円未満ですので用意しておいたほうが良いでしょう。

③床束を根がらみでつなぎ、大引きを渡す

いよいよ単管パイプを組んでいきます。単管パイプをつなぐための部材にも色々ありますが、今回は最も安価な「直交クランプ」を使います。

直交クランプはその名の通り、単管パイプを90度で組むためのクランプです。これを使って束柱と束柱をパイプでつないでやるだけでびっくりするほど強度がでます。

試しに四角形を一つ作ってみた写真です。この時点で単管パイプに乗ってもビクともしませんでした。

ここでポイントとなるのは、大引きは床板と同じ方向、根がらみは床板と垂直方向に組むことです。床材は根太と直交していますから、根太と直交する大引きは床材と同じ方向になるというワケですね。
言葉にするとややこしいのでキャンプファイヤーのやぐらをイメージしてください。タテヨコタテヨコ…と交互に積み重なってますよね。そういうことです。

写真では大引きのすぐ下に根がらみを取り付けていますが、できるだけ下の方に取り付けたほうがモーメントに対して強くなる気がします。

④大引きの上に根太を固定

最後の工程となりました。床材を支える「根太」を大引きの上に乗せていきます。
この根太には「ダクターチャンネル」というものを使います。

これは本来、電気配線等を支持するための電材なのですが、薄く穴あけが容易な上にコの字型断面で垂直荷重に強く、しかも「D1」という規格なら2.5メートルで950円とメチャクチャ安い優秀な材料です。
ただし取り扱いの無いホームセンターもあるので頑張って探しましょう。ウチの近所では、パワーコメリ・ムサシ・工具店が取り扱っていました。

これを単管パイプにビスで直接打ち付けていきます。

クランプが干渉してしまったので適宜ナナメにして、避けて固定します。
塗装乾燥中の床板が乗ってしまっていますが、これでウッドデッキの基礎は完成です。

2×4を使ったデッキ材の作成方法

デッキ材はSPFの2×4を使います。

8ft(約2.4m)規格の2×4を使えば、切断の必要なくほぼ図面通りのウッドデッキを作ることができます。
といっても必要数は40本以上。ホームセンターでなるべく欠け・割れ・反り・ねじれ・毛羽立ちの無い木材を選定すること小一時間。自家用車の座席に荷締めベルトでくくり付けて持って帰ってきました。

オモテ面だけヤスリがけをする

ウッドデッキの上を裸足で歩く可能性があるためオモテ面だけにヤスリをかけておきます。
40本以上あるためヤスリがけも工程を省略し、120番で一回だけとします。

キシラデコールで三度塗り

SPFの2×4はとっても安い代わりに耐久性の低い木材です。
少しでも耐久性を高めるために、安心と信頼のキシラデコールで塗装していきます。

参考キシラデコールのタンネングリーンでプランターフェンスをDIY!

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前回キシラデコールを使ったのはプランターフェンスをDIYしたときでした。このとき、3.4L缶1個では足りず、0.7L缶を買い足しました。
従って今回の材料の量なら3.4L缶で足りないことは明白ですし、デッキ材という過酷な環境におかれますので塗装は3度塗りを予定しています。

そこで大奮発して一斗缶タイプを購入。

created by Rinker
大阪ガスケミカル株式会社

これだけあればパーゴラ分の塗装も間に合うでしょう…。
お庭は明るい色がいいなぁということで「マホガニ」を選びました。

単管パイプ基礎作成の傍ら、同時進行で奥様に塗装をかけてもらいます。まずは一度塗り。

そして二度塗り。

一夜明けて三度塗りです。三度も塗るとだいぶ暗い色になっちゃいましたね!ちなみにウッドデッキDIYを終えて一斗缶の半分以上を残しています。逆に心配終わるんかコレ。

ウッドデッキ組み立て

塗料の乾燥を待っていよいよデッキ材を取り付けていきます。とりあえず一番隅にデッキ材を一本取り付けておきます。
デッキ材の間隔は広すぎると足の指がはまっちゃいそうですし見た目も良くない、かといって狭すぎると水はけや通気性が良くないということで、適度な間隔である5mmとします。
5mmの間隔を取る治具として竹割箸を使ってみました。

反対側も同じように竹割箸を挟むことでデッキ材の間隔を取っていきます。

①下穴開け

通常は上からネジ止めしていくデッキ材ですが、ネジ止めした箇所から塗装のされていない内部に水が染み込んで劣化してしまう可能性があるため、今回は下からネジ止めしていきます。
そのための下穴をダクターレールに予め開けておきます。下穴の間隔をとるには2×4定規が便利でした。

こうすれば良かった!

写真ではデッキ材1本につき1箇所しか下穴を開けていませんが、1本につき2箇所ネジ止めをすることでグラつきを無くすことができます。

ウッドデッキを実際に使ってみると、基礎はしっかりとしてるのにデッキ材のグラつきのせいで「ん?」と思うことが多々有りました。
床下に潜り込んでボチボチ修正したいと思います…。

②デッキ材取り付け

竹割箸を挟んでデッキ材の間隔を取り2×4定規で外壁との間隔を取ったら、クランプでデッキ材を仮止めします。手探りで下穴を見つけてドリルネジを下側から打ち込んでいきます。

下穴を一気に開けてからデッキ材を一気に取り付けていくのではなく、2~3本分を1ルーティンとし、下穴開けとデッキ材取り付けを交互に行っていきます。
なぜかというと、自分の計算精度を信じていないから…というのもありますが、2×4は木材そのものに"狂い"があることが多いからです。

写真を見て、取り付けようとしている2×4がちょうど竹割箸を過ぎた辺りから急激に左に曲がっているのが分かるでしょうか。
この他にもたわみ・ねじれ・反りなどがある場合がほとんどで、このまま取り付けてしまうと誤差が積み重なって残念な仕上がりになってしまいます。

例としてこのような場合は別途クランプで矯正をかけてあげながら取り付けを行うなどの対応が必要です。
こういった修正作業もありますので、下穴開けとデッキ材取り付けは2~3枚ずつに分けてみました。

③①と②を終わるまで繰り返し

あとは無心になってひたすらデッキ材を取り付けていきましょう。途中で単管パイプの交点やダクターチャンネルのネジ止め部分とブチあたって作業が難しくなったりしますが、上手いこといなすしか方法がありません。上手いこといなしてください。

DIYer < ウッドデッキDIYで一番楽しかったのはデッキ材の取り付けですねwこう、ウッドデッキが出来てきた~!って感じでw

SPSマン
全然楽しくありません。(41枚下側からネジ止め)

下側から止めるのは劣化防止というメリットもありましたが…作業性は悪いですよ!ちゃんと言いましたからね!(保身)

ともあれ頑張ったおかげでこんなに立派なウッドデッキが完成しました。

メイン部分以外は「後付け」が簡単

3.6m×2.4mの巨大なウッドデッキが完成し、これで十分な気もしますが…

改めて見積もりの図面を見てみると分かるように、庭の形に合わせてデッキが台形に広がっています。
この図面の通りにするのも、まぁ出来ないことはないでしょうが、木材のナナメカットやら根太の位置やら切断やら面倒くさいことが多そうです。
従ってナナメ部分はやめて、階段への通路だけを延長させたいと思います。

単管パイプウッドデッキの良いところとして、拡張や延長が簡単であることがあげられます。
例えばこのように通路を伸ばしたいときは、最初にダクターチャンネルを既存のウッドデッキのデッキ材と大引パイプの間に差し込み、そこから大引と床束の位置を決定…という感じで逆算的に基礎を作成することができます。

通路に関しては、これまた手間と材料費を圧縮するために、6ftの2×4を二等分(約90cm)にしてデッキ材としました。

庭へ降りるための階段を作る

ウッドデッキは庭へ行くための動線である

という話を聞いてナルホドナァと思いウッドデッキを作っているワケですから、60cm程度の高さのあるデッキからジャンプして庭に降りてねと言うわけにはいきません。ちゃんと階段も作りましょう。
材料はやはりSPF。ただし階段は2×8を使っていきます。

6ftの2×8を二等分に切断し、写真のように加工します。角度は全て45度です。45度の加工であればこちらの丸のこガイドが最強です。

丸のこで切り込みをたくさん入れてノミで溝を作る方法はロフトベッドのハシゴをDIYしたときにも使いました。

参考【ロフトベッドDIY】ハシゴとヘッドボードを作ってみた【書斎DIY】

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この溝にステップをはめ込みますので、対称になるようにもう1枚加工しておきましょう。

60cmにカットしたステップ用の2×8を溝にはめて、試しに置いてみるとこんな感じ。良さそうですね!

劣化でステップを踏み抜いてしまうことが無いように、下側に2×4材をタテに入れてT型断面っぽくしておきます。両側からネジ止めすれば階段は完成です。

ちなみに階段の足がおかれているコレはホームセンターで買ってきた木材風の石材です。さらにこの下には高さを稼ぐために余ったレンガが置いてあり、レンガの下に敷かれた砂と砕石で水平が取られています。
地面からのデッキ高さを計測し計算で階段を作成するのも良いですが、適当に作って地面の方から高さの辻褄を合わせたほうがお手軽です。

ウッドデッキDIYの費用は?

というわけで3.6m×2.4m、階段と通路付きのウッドデッキが完成しました。既にBBQもやってみたりしてデッキを満喫しております。
それでは気になる"費用"を見て参りましょう。見積もり約80万円、目標10万円以内であった今回のウッドデッキDIYの総額は果たして…?

デッキ部分

品目 単価 個数 合計
2×4 6ft ¥345 7 ¥2,415
2×4 8ft ¥538 41 ¥22,058

合計24,473円!

基礎部分

品目 単価 個数 合計
ダクターチャンネル(D1 2.5m) ¥950 12 ¥11,400
直交クランプ ¥158 42 ¥6,636
軽量ブロック ¥120 15 ¥1,800
単管パイプ(2m) ¥816 18 ¥14,688

合計34,524円!(クランプ10個ほど余りアリ)

階段部分

品目 単価 個数 合計
2×4 6ft ¥345 1 ¥345
2×8 6ft ¥1,480 2 ¥2,960
枕木石 ¥1,580 1 ¥1,580

合計4,885円!(もう1個作る必要が…)

塗料!

品目 単価 個数 合計
キシラデコールエクステリア14L ¥37,983 1 ¥37,983

合計37,983円!

ウッドデッキDIY費用総計

従って費用の合計は…!

101,865円!

でした!

残念ながら目標であった10万円を若干オーバーしてしまいました…。
しかしキシラデコールが半分以上残っていることを考慮に入れれば、初登場したパイプカッターやクランプソケットなどの道具費およびネジ代を加えても10万円以内に抑えることができたと言ってもよいでしょう!

終わりに

というわけでウッドデッキDIY、いかがでしたでしょうか。
基礎を隠すための幕板を取り付けていませんが、まぁ…実用的には問題ないので今のところはいいんじゃないですかね。潜り込んでメンテナンスもできますし…。

敷レンガにはイマイチな反応だった師匠兼おとなりさんのカンペイ氏も、このウッドデッキは手放しで褒めてくれました。エヘッヘェ…。

今回のDIYのように、切断や加工の手間を無くした設計を心がけることで、格段に作成が簡単になります。正直言って敷レンガDIYのほうが大変でした。
あとはデッキがどれだけ保つかが問題ですね。これに関してはメンテナンスを行った際や気付いたときに随時記事にしていきたいと思っています。

SPSマン
みんなもウッドデッキをDIYして70万円節約しよう!(終わりの言葉)

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