こちらの記事で少し触れていますが、当初の予算が4,000万円だったということもあり、4,000万円貸してくれるという銀行Bに申し込みを行う予定でした。
その後キッチンやらトイレやら洗面やらを高級グレードに入れ替えたことにより、4,000万円を超えてしまうのは確定しており、

だいぶ予算超えてますけど、銀行Bは貸してくれるんですかね??

もうちょっとならいけるみたいな事は言ってました!
とのことだったので油断していたのですが、
もうちょっとどころか4,400万円を超えることが分かり、銀行Bからは融資を引けなくなってしまいました…。
そしてこの記事でも述べているように、SPSマンは自己資金無しにこだわっています。
それでももしここで4,400万円を貸してくれる銀行が無いというのであれば致し方なし、設備をグレードダウンしたり床面積を削ったり、あるいはセキスイハイムで建てることを諦めていたかもしれません…。
ところが幸運なことに、4,800万円まで融資してくれる銀行Cが存在しました。その銀行Cが「ろうきん」です。
ろうきんの条件と"ふわっと500"
ろうきんさんもただ4,800万円を融資してくれるわけでは無く、"ふわっと500"というローン一本化商品を契約し、車のローンを住宅ローンに組み込むことが条件でした。
ふわっと500とは?
要するに「返済中のローン全部ウチで借換えて住宅ローン一本化にしたるで」というものです。例えばSPSマンの場合、建築所要費4,400万円のほかに、車のローン残債の借換分約180万円を加えた4,580万円を融資してもらい、それを住宅ローンとして返済していく形になります。
また、ふわっと500には"家具家電の購入費用"も組み込めるという特徴があります。上限額はその名の通り500万円までです。
SPSマンの例で行くとすでに180万円は車のローンの借換えに当てられていますので、残り320万円まで家具家電の購入費用にあてられるということになります。しかし融資の限度額が4,800万円ですので建築所要資金が4,400万円のままだとすると、家具家電の購入費用にあてられる金額は220万円まで、ということになります。
ローン一本化のメリットとデメリット
"ローンの一本化"はメリットもありますしデメリットもあります。
まずメリットは月々のキャッシュフローが改善することです。
SPSマンは現在毎月約39,000円を車のローンとして返済しています。ここで4,400万円の住宅ローンを組んだとすると月々の住宅ローン支払いは113,876円となり、合算すると毎月約15万3,000円を支払う計算となります。
一方でふわっと500を利用して住宅ローンに一本化すると4,580万円の住宅ローンを組むことになり、月々の支払いは120,743円となります。
両者を比較すると、ローンを一本化したほうが3万円程度月々のキャッシュフローが改善します。
一方でデメリットは総支払額(利息)が増えることです。
350万円の車を買うために7年ローンを利率2.9%で組んだとします。このときの月々の支払額は46,089円で、7年間の総支払額は3,871,474円です。支払った利息は約37万円となります。
ではこれを40年間に引き伸ばしてみましょう。利率こそ1.225%に下がり月々の支払額は9,227円となりますが、40年間の総支払額はなんと4,429,001円! 利息だけで約93万円支払うことになります。
また先程あげたメリットは車のローンの返済期間が終わってしまえば実質的に消滅してしまうことに注意しましょう。
返済期間や金利などの条件
他の銀行に無い条件として、ろうきんは最長40年でローンを組むことができます。例えば4,000万円を35年で年利1.225%で組むと月々の返済額は117,157円ですが、40年で組むと105,452円となり月々のキャッシュフローに1万円以上の差異が出ます。ここから積極的に資産運用にお金を回すという考えであれば、"借入期間は長く、月々は少なく"という方針が有利となります。
一方で金利は他行に比べて高いです。ろうきんの組合に所属している企業の社員ですと色々と優遇措置があったのですが、SPSマンも奥様も勤め先が加入しておらず、借入金利0.925%、ふわっと500利用料0.1%、保証料0.2%の1.225%で借りることになりました。
まとめ
ろうきんで借りることにしました!とか言ってますが、「ろうきんしか貸してくれるところが無かったよ☆」というのが実情です!!
現在メインで使用している銀行がネット銀行だということもあり、そちらで申し込むことも考えていたのですが、簡単シミュレーションの時点で「年収に対して借入額高すぎでは?」と蹴られてしまいました…。

貸してくれるとこあるんだから良かったじゃん。
早く申し込みしちゃおうよ。

・・・ンンッ!!(肯定)
今回紹介した「ふわっと500」ですが、エリアによっては取り扱いが無いろうきんもあるみたいです。一方でローンを一本化できる商品を取り扱っている地銀もありますので、そういうことも借入先の検討材料にしてもいいかもしれません!
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