庭にレンガを敷くための材料を揃い終え、いよいよ準備が整いました。
準備編
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「レンガを敷こう!」と思い庭の草取りを始めたのが8月23日のことですので…ここに至るまでにすでに1ヶ月が経過してしまっています。
↓作業難航の様子↓
穴掘り
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砕石購入
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転圧
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長く厳しい戦いでしたが、レンガを敷き詰めてステキなお庭が出来上がれば報われることでしょう…!
それでは作業風景をお見せしつつどんな感じに仕上がったかお見せしましょう!あ、タイトルにもありますが失敗しますのでどこがいけなかったのか予想しながら読むと面白いかもしれませんね…☆(自暴自棄)
もくじ
バサモルを作ろう!
まずセメントと砂を混ぜてバサモルを作ります。セメントと砂の比率は1:3にしろ!という教えもありますが、そこまで厳密で無くとも良いようです。
そもそも「はかり」がありませんので、ここは男らしくセメント1袋と砂3袋を一気に混ぜて1:3ということにしましょう!え?セメントは1袋25kgだって?こまけぇこたぁいいんだよ!
といいつつも砂を1袋開けるごとにセメントを目分量で1/3くらい出して、都度混ぜます。セメントの白っぽい粉が目で見えなくなるまで混ぜればOKです。
ジュニア君が手を出そうとしていますが、セメントはアルカリ性ですので素手で触ると肌が荒れてしまう恐れがあります。また、開けたり混ぜたりする時にかなり粉が舞いますので、手袋・マスクを着用の上作業したほうが良いでしょう。
なお、砂の練り上がり量の表記を信用して60リットルのトロ舟を用意したところ、一気混ぜするとご覧のようになってしまうのは前回の記事でお話したとおりです。チクショ!
バサモルを砕石の上に均していくぞ!
セメント1袋と砂3袋のバサモルでこれくらい(厚み3cm以上)
次に、出来上がったバサモルを砕石の上に広げていきます。砕石と同様に厚さ3cm程度になるようにしていきますが、
砕石を完全に平らにすることができませんでしたので、均一に3cm厚にするよりも全体的に水平になることを重視していきます。
スコップを使って大まかに均し、用意しておいた木材で仕上げをしようと思っていたところ…
裏のおじさん < ご苦労さん!!

裏のおじさんとのやり取り
我が家の「お隣さん」は2軒あり、一方は宅地延長を共有(?)するナイスミドルなご主人のお宅です。
こちらのお宅とは庭が地続きとなっており、目を伏せて庭作業するご主人と裸でリビングを歩き回る我が家の奥様のためにDIYで目隠しフェンスを入れさせていただきました。
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もう一方のお隣さんは反対側に位置するお宅なのですが、こちらのお宅のご主人はどうやら元外構業者らしく、掘削をしていたときに声をかけてくださり目隠しフェンスを褒めてくれたりしました。
ちなみに間寛平さんに激似なため、我が家では通称「カンペイサン」と呼ばれております。
カンペイサン < 今度はレンガ敷くんかい!

カンペイサン < これ全部買ってきたんかい!

カンペイサン < すごいねぇ~!オレも庭全部自分でやったけど仕事で余ったのしか使ってねぇからなあ!

カンペイサン < その代わり給料安いんだ!
カンペイサン < ダーッハッハッハ!!

カンペイサン < モルタル均すのにいい板あるからやるわ!

カンペイサン < 長いほうがやりやすいだろ!
カンペイサン < 出来上がったら庭用のイスとテーブルもくれるわ!
カンペイサン < 今度お茶飲み来るついでに取り来てくれや!
カンペイサン < ダーッハッハッハ!!
…という感じでもらった板で均し作業も捗り、だいたい水平の下地が完成しました。
ちなみに施工範囲である約10㎡にバサモル下地を作るのに、セメント3袋と砂9袋で少しバサモルが余る感じでした。
レンガを置いていくぞ!
いよいよメインディッシュであるレンガ敷き作業です。北側の擁壁端部に面を合わせて、目隠しフェンス側から一列ずつ置いていきます。
レンガの並べ方には色々ありますが、エコブリックコボルの可愛らしい印象に合う「バスケットウェーブ」という並べ方を選択。オレンジとベージュをそれぞれ2つ並べて正方形にし、縦向きと横向きで交互に並べていきます。
並べながら一つ一つのレンガの水平を確認し、さらに隣り合ったレンガとの水平も見ます。
水平になっていないところはハンマーで叩いたり、適宜バサモルを追加したりしてバランスを取ります。
…いいんじゃないでしょうか!
2列目からは予定通り足場を渡して作業していきます。レンガを置く位置が足場の高さよりも下であるためかなりかがむ必要があり、この時点で腰が終わりを告げていました。
半分程度置けました。よ~く見ると中央で弓なりになってしまっていますが…水勾配ってヤツでしょ!(道路)
ここで一つ問題が明らかになったのですが、擁壁がまっすぐになっていないため7列目からレンガが1組分入らなくなってしまいます。
こういうときのためにレンガを割る道具である「レンガタガネ」という道具が存在しますが…持っていない上にうまくできるか怪しかったので、逆に既に置いたレンガも取り除いて一列開けてしまうことにしました。
できてしまった隙間は…まぁキレイな砂利でも敷いておけばそれなりに見えるでしょ…。
というわけで並べ終えました。端部以外はこの時点でガッチリしており、もう上に乗っても大丈夫でした。
全体を見て浮いていたり、隣と高さの整合性が取れていないレンガなどを見つけたら、ハンマーで叩いて修正していきます。
そういえば本日の作業は朝9時から始めましたが、この時点で16時を回っております。そろそろ蚊が活発になるぞ!急いで!
ケイ砂で隙間を埋めていくぞ!
レンガとレンガの隙間を埋めるための目地砂としてケイ砂を使います。4号~7号の粒度がありますが、取り扱いしている中で最も粒度の大きい5号を選んでみました。
1袋20kgを開けてみると約10㎡に敷き詰めたレンガの目地がこれくらい埋まります。レンガ自体が丸みを帯びているので出来る隙間が大きいことと、レンガの表面のデコボコに吸い込まれてしまうケイ砂の量を考えると、例えば一般的な赤レンガで同じ広さを敷き詰めるのであれば1袋で足りると思います。
ホウキでケイ砂を掃いてやるとレンガの隙間に流れ込んでいく…という寸法なのですが、ホウキが無かったため車用の雪下ろしで代用しています。これはアリっしょ。
1.5袋ほどケイ砂を使って全体の隙間が埋まりました。
水をかけてケイ砂を洗い流すぞ!
最後の作業となりました。レンガに水をかけてレンガ表面に付着している余分なケイ砂を洗い流します。
この水がバサモルまで浸透して下地が固まるワケですね~。
どれくらい水をかければ良いか分からなかったので気持ち多めにかけておきました。
あとは1日程度放置してやれば完成となります。この時点で17時を過ぎており、かかった時間実に8時間超え(お昼休憩を含む)!
できあがったレンガの上でBBQするぞ!
1日も待ってられねぇ!半日でBBQだオラァ!ということでせっかくなので使ってみました。テーブルやイスがガタガタだったら悲しみに包まれてしまうところでしたがそれなりに平らに仕上がってるみたいですね!ヨカッタ!
これらを広げる前にレンガの上をもう一度ホウキ(雪下ろし)で掃いたのですが、ケイ砂でレンガが白っぽくなっているのが落ちません。というかレンガの隙間目一杯にケイ砂が詰まっているため、掃けば掃いた分だけケイ砂が散らかってしまいます。雨が降ればケイ砂の量も落ち着いて、レンガ表面もキレイになるかな…。
雨が降ったのでレンガがキレイになっているか確認するぞ!
雨が降った翌日にバルコニーから撮った写真です。濡れているというのもありますが少しはキレイになったかな?
…
…



ナナメになってるね…(遠慮がち)
スタート位置の擁壁端部、写真でいうと右上部分からレンガを置き始めましたが、擁壁がまっすぐになっていないためにレンガが入らなくなったので、いっそのこと一列開けてしまうことにしたのは先程お話したとおりです。
そのせいで南側(写真でいうと上側)がナナメになってしまうことは分かっていたのですが、それに気を取られたんだか何だか良くわかりませんが、建物の基礎に対してこんなに角度が付いてしまっていることに気づきませんでした。
どちらか一方にビシッと揃っていてどちらか一方がナナメになっている…ということであればまだ良かったのですが、残念なことにどちらに対してもナナメになっておりパッと見た感じが正直言って悪いです。
いつもなら
○良いとき

×ダメなとき

とハッキリ言ってくる奥様も、SPSマンの苦労を考慮して遠慮がちにダメ出しをしてくる感じが逆に耐えられない…(ガラスのハート)
というわけで…

レンガDIY…まさかまさかで続きます!次回、「やり直し編」!というかモルタルなのにやり直せるのか!ご期待ください!(失神)