「ホームセンターで砕石を0.5㎥買ってきた」の記事でチラチラと見えていましたが、この砕石に転圧をかけるために「転圧プレート」も一緒にレンタルしてきました。
砕石買ったった
お手製タンパで人力転圧をかけるのも悪くないですが、ある程度以上の広さに転圧をかけなければならない場合、例えば今回のような広範囲にレンガを敷く場合や、駐車場のDIYを考えている場合などはやはりプレートが便利です。

持ち帰り方は?使い方は?レンタル料は…?
私自身そんな状態でしたが、この度無事に転圧プレートをレンタルし、精度はそこそこですがレンガを敷くための砕石下地を整えることができました。
というワケで、同じように転圧プレートをレンタルして使ってみたい!という人のために、「どこでレンタルしたのか?」「どうやって使うのか?」についてご紹介したいと思います。
転圧プレートはホームセンターでレンタルできる!
転圧プレートは砕石同様、「パワーコメリ」でレンタルしてきました。
一応エンジンの付いた機械ですので、重機のレンタルサービスを行っている会社に電話しなきゃならんのかな~…と思っていましたが、ホームセンターでも取り扱っているんですね。
ただホームセンターと言ってもパワーコメリは"プロ向け"と言った色が強く建築資材なども取り扱っており、もっぱら「暮らしの品」を取り扱っているホームセンターとは趣が多少異なるかもしれません。
そういう意味では、「資材館」的なものが併設されているホームセンターのほうがレンタルを行っている可能性は高いと言えるでしょう。
パワーコメリで転圧プレートをレンタルするのに必要なのは「免許証」と「コメリカード」
適当に店員さんを捕まえて転圧プレートをレンタルしたい旨を伝えれば手続きをしてくれます。
パワーコメリで転圧プレートをレンタルするためには「コメリカード」というクレジットカード(JCB)を作る必要がありました。クレジットカードですので審査がありますが…住宅ローンが通っているならば問題無いと思います。
審査業務に10分~30分程度かかりますので、「早い時間からレンタルしたい!」と思っている人は事前にカードを作っておくなどの準備をしておくとベターです。なお、プロ向けの資材館は朝早くから営業している場合がありますが、カードの発行業務を行っているセンターは9時からですので、肩透かしを喰らわぬようご注意ください。
コメリカードは500円/年の年会費がかかってしまいますが、カードを1回でも使えば翌年の年会費は無料となります。(初年度は年会費無料)
無事カードが発行されましたら、免許証を提示してレンタル申込書に名前・住所・電話番号を記入しレンタル料を支払えば手続きは完了です。
転圧プレートの種類とレンタル料
パワーコメリではレンタルする転圧プレートを「40kg」と「60kg」の2種類から選ぶことができました。
60kgのほうが大きく、地面に接するプレート部分も広かったので、転圧をかけたい広さによって最適な種類があるのかな?と思ったのですが、そうでは無く「どの程度しっかり転圧をかけたいか」によって重さを選ぶのだそう。
転圧プレートはプレート自体の重さと振動によって転圧をかける機械ですので、重いほうがしっかりと締め固めることができる…というのは納得できる話だと思います。
また40kgの転圧プレートのレンタル料が2400円だったのに対し、60kgの転圧プレートのレンタル料は2800円と大差がありません。
それでは60kgを選んだほうがいいじゃん!と思いますが、これはよく考える必要があります。
転圧プレートはとにかく重い!
私が今回レンタルしたのは40kgの転圧プレートだったのですが、40kgの転圧プレートということで40kgの重さがあります。
身近に40kgのモノってなかなかありません。例えば、みかんを箱詰めで買ったとして5kgか10kg、クーラーボックスにレジャー1日分の飲食料を詰め込んでせいぜい20kg、米一袋は30kgです。
仕事で「重いもの運び係」としてこき使われている私ですが、40kgの転圧プレートを持ち上げるのにはかなり気合を入れる必要がありました。
40kgでこの様子ですので、60kgの転圧プレートを一人で持ち上げるのはおそらく不可能だと思います。
一人で持ち上げることが不可能であるとすると、借りてきた転圧プレートを車から降ろすときに誰かの手を借りるか、降ろすためのレール的なものを用意する必要があります。
厚さ3cm程度なら40kgで十分
というわけで40kgと60kgどちらを借りていけばいいのか店員さんにたずねてみたところ、レンガの下地としての砕石厚さ3cm程度であれば40kgで十分だということで、今回は40kgの転圧プレートをレンタルすることにしました。
レンタル料は2,400円/日でした。レンタル期間はこの他に半日・2日・3日から選ぶことができました。
転圧プレートの持ち帰り方
転圧プレートは重さの割にコンパクトですので、自動車の荷室に普通に積むことができます。
持ち手が飛び出ている形状から、幅よりも高さを見ておきましょう。90cm~100cmくらいあります。
大きさはさほど問題になりませんが、先ほど述べたように転圧プレートはとても重いです。荷室に高さがある場合は無理に一人で持ち上げようとせず、同伴者を連れて行くか店員さんと協力して積み込みましょう。
転圧プレートの使い方
それでは実際に作業工程をお見せしつつ、転圧プレートの使い方を紹介していきます。
まずは砕石を敷きます。転圧をかけることで沈みますので、計画厚さよりも少し厚めに盛っておくのが良いでしょう。
全体に砕石を敷いたらだいたいで良いので平らに慣らします。トンボやレーキがあればベストですが無かったのでシャベルで慣らしました。
転圧プレートのエンジンをかけ、転圧していきます。エンジンのかけ方は
- 電源を入れる
- チョークを引く
- アクセルを少し開けてスターターロープを引っ張る
…と言った具合です。刈払機を使ったことがあるならば、エンジンのかけかたはそれと同様です。不安な人は、レンタルする時に質問しておくのが良いでしょう。
ちなみにパワーコメリではガソリン満タンの状態でしたが、燃料をどうすればよいのかも聞いておいたほうが無難です。
エンジンがかかると転圧プレートは振動で勝手に前に進んでいきます。スターターロープを引っ張るときは必ずもう一方の手で持ち手を掴んでおきましょう。
前に押すというよりかは、むしろ勝手に前に進んでいく転圧プレートを抑えながら進んでいきます。ある程度慣れてきたらアクセルをもう少し開けてみてください。振動と進む力が一段とパワフルになりますのでなんとか御してください。アクセルを開ければ開けるほどしっかりと転圧をかけることができますが、騒音も凄まじいです。
方向転換をするときは転圧プレートが前に進む力を利用して、転圧プレートを軸に持ち手を回転させるようなイメージで曲がります。
一通り転圧をかけ終わったら目視・水糸・水平器などを使って平らになっているかを調べましょう。なっていなければ該当箇所の砕石を少し掘り返す・盛るなどして再び転圧をかけます。
これを納得行くまで繰り返し、ほぼ平らになったら転圧は完了です。
転圧プレートは意外と身近な道具
というわけで転圧プレートをレンタルして、レンガ下地の砕石に転圧をかけたよというお話でした。
外構DIYを考えている人で、レンガや土間コンなどを予定しているのであれば転圧プレートは無くてはならない存在です。
レンタルするのもホームセンターなら気軽に借りることができますので、興味のある方は試してみてください。
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