「いつの間にかお風呂のパッキンに黒カビが…」
「かといって毎回掃除するのもめんどくさい…」
せっかく新築したのですから、浴室もずっとキレイなまま使っていきたいですよね。
使うたびに水かきをしたり、週に1回程度は洗剤で洗えばキレイを保てる…と分かっていても中々やらないもんです。

引き渡しが1月30日でしたので、お風呂を使い始めて5ヶ月以上が経つことになりますが、浴槽内をマジックリンでときたまこするのと排水溝の髪の毛を取り除く以外の掃除をしたことがありません。
つまり、「浴槽と排水溝以外の掃除をしたことが無い」ということになります。
そんな有り体ですのでさぞ"カビ"だらけの浴室になってしまっていると思われるかもしれませんが…
先日おそるおそるいろんなところを「カビが生えていないか」確認したところ、なんと全くカビが無かったんです。
「掃除もしてないのになんでカビが生えないの?」
ズボラ夫婦である私達ですが、実は入居初日から浴室のカビ対策として"3つのこと"を徹底してきました。
お風呂の掃除がめんどくさいと感じている方、掃除しても掃除しても気づけばカビが生えているという方、ぜひご一読ください。
もくじ
入居後5ヶ月間掃除していない我が家の浴室の様子
まずは百聞は一見にしかずということで、現在の我が家の浴室の様子を抜き打ちで写真に収めましたのでご覧いただきましょう。
こちらは天井と壁の境目です。アパート時代にそうでしたが、天井についた水滴をちゃんと拭き取っておかないとすぐに黒カビが発生してしまいます。
何でも浴室内で最も黒カビが潜んでいるのは天井らしいですね。浴室の天井の色はほとんどのお家で白でしょうから、黒カビはイヤでも目立ちます。
水垢汚れこそありますが、我が家の浴室天井に黒カビは見られません。パッキンも白さをキープしています。
手の届きにくいカウンター下のような場所は掃除が上手くできませんので、カビの温床となりがちです。
今回の写真を撮るにあたり、自分でもカウンター下を覗き込むのは勇気が要りましたが、やはり水垢汚れはありますが黒カビはいませんね。
お風呂フタも水滴が長時間付いている場合が多いですので、気がついたら黒カビ!なんてことがありますが、ご覧のように真っ白です。
黒カビ対策という意味では断熱組フタのようなフラットなもののほうが良い気がしますね。巻フタは溝が掃除しにくいので…。
最後に、入居後から私達家族とお風呂をともにしてくれている子たちです。
遊ばれた後は湯船から適当に上げられるだけですが、ペイントは薄くなってきてしまっていますがカビは生えていません。かびるんるんは居ますけども。
黒カビの発生条件
黒カビの原因菌は目には見えませんが、家中のいたるところに存在しています。
原因菌が成長して「黒カビ」になるための条件は以下の3つとされています。
- 20℃~30℃の温度
- 70%以上の湿度
- 成長のための栄養(汚れなど)
この黒カビ成長の3条件が揃っている場所というのがまさに"お風呂"ということですね。
逆に言うと、これらの条件が一つでも欠けていると原因菌は黒カビとして育つことができなくなります。
浴室の黒カビを防いだ「3つの対策」
それでは我が家で入居後から徹底した3つのことを紹介していきます。
防カビくん煙剤を2ヶ月に1回使う
まずは1つ目。我が家の浴室は2ヶ月に1回のペースでルックの「防カビくん煙剤」を使ってカビ対策をしています。
ルックの「防カビくん煙剤」はご覧のように浴室内に煙を充満させ、煙に含まれる銀イオン(Ag)が浴室の隅々まで行き渡り黒カビを防止(除菌)する仕組みとなっています。
使い方はとっても簡単、中に入っている缶を取り出し、プラカップに指定の位置まで水を入れて缶を戻す、煙が吹き出すのでお風呂の扉を閉めて90分以上放置、その後1時間以上換気扇を回して浴室内の空気を入れ替えれば完了です。(公式では換気は30分となっていますが、30分では煙のニオイが残っていますので1時間以上を推奨します。)
くん煙剤と言えばダニ駆除などの「バルサン」のイメージが強いですね。バルサンは殺虫剤ですので言わずもがなですが、防カビくん煙剤も直接吸い込んだりするのはヤバいですが、防カビ成分として入っているのは銀イオンです。
身近なところで言うと、実は浄水器の内部の抗菌を目的として銀イオンが使われています。ですので体にも安心です。もちろん煙を吸い込むのはむせますし、ヤバいですよ!(経験者)
おもちゃやシャンプー容器などもまとめて除菌できる
防カビくん煙剤には有害な成分が入っていませんので、浴室内に置いてあるものはそのままの状態で使うことができます。
むしろ置いてあるそのまま使うことで、おもちゃやシャンプー容器、体を洗うためのタオルなどもまとめて除菌することができます。
先程写真をお見せしましたアヒルさんたちも、くん煙剤をたっぷりと浴びています。
カビが生えてしまった後でも効果アリ!
「防カビってことはカビが生えた後じゃ効果ないんでしょ?ウチはもうカビが生えてしばらく経ってるから…」
確かに防カビくん煙剤に「カビを除去する効果」はありません。ですが、カビが生えている状態で使うことで「カビをこれ以上広げないようにする」ことができます。
これがどう役に立つのかというと、今まで
カビ→掃除→しばらくするとまたカビ→掃除→…以下繰り返し
となっていたのが、
カビ→くん煙剤→掃除→カビ→くん煙剤→掃除
と繰り返すことにより、いずれカビが生えなくなるときが来るということです。
ただ掃除を繰り返すだけでどうしようもなかった無限ループから、ようやく抜け出せるかもしれませんよ!
圧倒的コスパの良さ
防カビくん煙剤は3コパックで1,200円、Amazon定期便15%OFFの1,020円ですので、1コあたり340円となります。
本体にも記載のある通り、防カビくん煙剤の使用頻度は2ヶ月に1回です。
従って、1ヶ月あたりのコストはたったの170円!
170円で黒カビ掃除から開放されるとしたら逆にやらない理由が見つかりません。
お風呂のドアを閉めて換気扇を6時間回す
2つ目です。これはセキスイファミエスの人も言っていた黒カビ対策なのですが、お風呂を使ったあと、必ずドアを閉めて換気扇を6時間回し、浴室内を乾燥させています。
6時間というのは換気扇のタイマーで最長の設定です。
お風呂から上がって換気扇を6時間回すと、換気扇が止まる時間はだいたい寝ている最中なので浴室を確認するのは朝となってしまいますが、壁や床に残っていた水滴・水気は確実に乾燥しています。
黒カビは乾燥を嫌いますので、お風呂を使ったあとすぐに換気扇を回してお風呂を乾燥させることで黒カビ対策となります。
ドアを閉めるのはなぜ?
浴室の乾燥も兼ねて部屋の加湿のためにドアを開けっ放しにすることがあると思います。
これはやってみると分かりますが、ドアを開けた状態で6時間放置するのと、ドアを閉めて換気扇を回して6時間放置するのとでは、後者のほうが圧倒的に浴室が乾きます。
さきほどくん煙剤の話をしましたが、「どちらの方法がより早く煙を家の外へ追い出すことがきるか?」を考えればなんとなく分かると思います。
また、浴室を乾かすという視点から見ると、ドアを開けた状態で換気扇を回すのも効果が薄いといえるでしょう。
お風呂の窓を開けない
せっかく付けたお風呂窓ですが、引き渡しから5ヶ月、一回も開けたことがありません。
浴室の換気を目的としてついついお風呂の窓を開けたくなりますが、実は外気の湿度というのは意外と高く、逆に浴室内に湿気を入れてしまうことになります。
確かにお風呂を使った直後であれば有効でしょうが、開けっ放しでは換気扇ほどには乾かないということですね。
また先ほど「換気扇を回すときはドアを閉める」というお話をしましたが、窓についても同様です。
換気扇を回すときは必ず窓を閉めるようにしましょう。
お風呂の黒カビ対策まとめ
というわけで我が家の黒カビ対策をまとめると以下です。
- 防カビくん煙剤を定期的に使う
- 換気扇を長時間回す
- ドア・窓は基本的に閉めておく
これらを実践することで、5ヶ月間ろくに掃除せずとも黒カビの発生を防止することができました。
こう見ると、黒カビ対策で重要なのは「乾燥」であることが分かりますね。
そこへさらにくん煙剤を使うことで、より一層防カビ効果が高まった結果だと思います。
くん煙剤を2ヶ月に1回使って、あとは窓・ドアを閉めて換気扇を6時間以上回す…これだけなら、どんなズボラな人でもできると思います。
ぜひやってみてくださいね。