そういえばウチの敷地には北東の角に電柱が立つことになっており、先日、電力会社のほうから「電柱敷地料」の書類が届いていました。
自分の敷地に電柱が立つと立っている部分を電力会社に貸していることになりますので、敷地料の字面通り電力会社から敷地借用料金を受け取ることができます。
自分の敷地の地目が宅地である場合、電柱1本につき年間1,500円が電力会社から支払われます。
ウチの場合電柱を支えるための「地支線」が付きますが、これも電柱1本とカウントされるらしく、年間3,000円の受け取りとなるみたいです。
3,000円と言われると結構良い額な気がしてきますが、実際に電力会社から口座に振り込まれるタイミングは3年間に一度だけであり、この場合だと9,000円がまとめて振り込まれることになります。
忘れたころに振り込まれている…3年でこれだけなんて雀の涙…なんて話をよく聞きますが、敷地借用、つまり土地を貸しているわけですから当然気になるのはその利回りです。
計算してみた
電柱が立つ以上、電線が通ったり他にも色々のデメリットを考慮すべきかもしれませんが、ここはシンプルに「敷地面積」のみで話を進めていきましょう。
画像水色部分が電柱の占有面積であるとします。電柱の直径は一般に30cmですので余裕を持って10cmずつ横幅を取り、短辺が50cmであるとします。長編は実測してみないと正確には分かりませんが、ここは目測2mであるとします。
0.5 * 2.0 = 1.0 (㎡)
敷地は288.21㎡で、これを1,100万円で地元ハウスメーカーから購入しました。
11,000,000 / 288.21 ≒ 38,167 (円/㎡)
1平米あたり38,167円で購入したことが分かります。
今、電柱の占有面積がちょうど1平米ですので、38,167円相当の土地を電力会社に貸している、ということになります。
ここで、電力会社から支払われる金額は1年につき3,000円ですので、
3,000 / 38,167 ≒ 0.0786
従って利回りは7.86%ということになります!

現在の国内REITで最も高い利回りが5.77%であることを考えると、これは投資としてはかなりおいしい話であると言えます!まぁ投資ではなくて実際はオマケみたいなもんですが…。
敷地借用料金は一定ですが、土地購入に要した金額と敷地の広さで利回りはそれぞれ異なってきます!是非計算してみて、電柱の有り難さあるいはムダさを実感してみてはいかが?